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2017年1月 7日 (土)

犬の耳鼻科

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおねがいいたします。happy01

                            ー

トイプーのマルちゃん6歳がここ数カ月来、外耳道炎で苦しんでいる。

あまり耳を触らせない子で十分な検査・局所治療ができなかったため、

麻酔下での観察と処置を実施してみた。

Imgp7942

 硬性内視鏡で直接耳道内を観察して処置ができる優れた器械を獣医療にも提

供してくれる環境があるために可能となる処置である。

 大学を卒業したころから比べると夢のような時代になった。

 さて、比較的健康と思われる側から観察洗浄するが、まさかの難航。

思ったより耳垢が溜まり毛と絡み合って繰り返しの洗浄と耳垢・毛混合物を回収し

て、また洗浄して、ようやくすっきり。

Imgp7943

 数か月苦しんでいる反対側に生理食塩水を注入してみると、なんと緑色した膿

充満していた。

Imgp7947

 緑膿菌を想定しての抗生物質治療もしていたが、感受性の問題か、あるいは

バイオフィルム形成等によるものかまったく局所に作用していないようすである。

Imgp7952

反対側に比べて倍の時間がかかってようやく清浄化したが、マルちゃんは快適に

なったことだろう。

 もちろん健康な動物から作成したPRP・多血小板血漿も注入している。

同処置後にPRPを注入する例は初めてだろうから今後の治療反応に期待した

い。

しかし慢性的な耳道の肥厚等の状態からすると、あと数回同治療が必要かと思わ

れる

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