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2016年5月27日 (金)

ネコの撓尺骨骨折

 2歳のネコちゃんの前腕骨折治療があった。

この個所は圧倒的に犬が多いものだが。

2日間外出後のことなのと、かなり強い外力による骨折の仕方から、おそらく交通

事故にあったものと思われる。

Dsc00864Dsc00870

血液検査をしてみると、可哀想だがこちらの想像通りエイズ(+)であった。

Dsc00879Dsc00883

 2箇所開創して尺骨、撓骨とピンニングしていく。

骨が2本並行しているので、あっちたてればこっちが立たず、のような骨折治療の

困難さが生じてくる個所である。

Dsc00889Dsc00885_2

 尺骨を先にピン挿入してのちに撓骨骨折近位端をリフトして嵌合させ、ピン進入

させることで固定可能となった。

 細く柔らかいピンを複数本使用することでエラスティック(弾性的)な固定が可能

となる。この場合の反対語はリジッドであるが、強硬すぎる固定は細胞の動きが悪

くなることを経験する。

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