シーズーの扁平上皮がん
ミッキーちゃん12歳の下顎から頚にかけてできた腫瘍を切除することになった。
これまで数回付近にできたものを切除したが、今回急速に増生してきたものである
生活の質はかなり低下してきているようである。
できるだけの根治拡大手術をしたいが、切除しすぎると皮膚が後に足りなくなるし
で悩ましいところだ。
腫瘍は両側の外頚静脈を巻き込み、最後は右の外頚静脈を巻き込んでいる部分
を切離できた。
難易度の高い手術であったが、電メスと炭酸ガスレーザーのおかげで安全確実に
終了できた。
最後に凍結多家PRPを注入して縫合、終了となった。
この手術によって、当面の生活の質の向上は確保できるかと思われるが、再発
のリスクは飼い主さんと共有していかなければならない。
« フィラリア症 カービーちゃんの場合 | トップページ | トイ・プードルの骨折 »
「ペット」カテゴリの記事
- 股関節脱臼 ローズちゃんの場合(2019.01.17)
- 膀胱結石 ジョシ―ちゃんの場合(2018.12.15)
- 縫い針を飲み込んだパティちゃん(2018.11.29)
- フィラリア吊りだし手術 モーギーちゃんの場合(2018.11.09)
- 口腔内悪性黒色腫 イブちゃんの場合(2018.10.23)
コメント