« 口腔内腫瘍の治療 | トップページ | 口の腫瘍 フクちゃんの場合 »

2015年10月22日 (木)

撓尺骨骨折 プリモちゃんの場合

 2歳のトイプーが連休中にはしゃぎすぎて高所より転落、以後前足が着かないと

いうことで遅れて来院。 骨折が強く疑われ、治療法等について説明すると家族と

相談したいと一旦帰られ、さらに遅れて治療開始することとなった。

Dsc00070Dsc00069

 およそ3分の1遠位で横骨折していた。

ピンニング・PRP・キャスティングの組み合わせによる骨折治療を開始する。

20151015_16110320151015_161120

最初に近位側の骨髄腔の確認をすると径0.8mmのピンしか入らないくらい髄腔

が狭い。これがこの個所の骨折治療の困難な原因の一つである。

次に遠位の骨髄腔にピンを貫通させ、これを骨折端整復させつつ近位髄腔

誘導して不動化を得る。

20151015_16263720151015_163336

ぴったりと骨折端が復位した。余ったピンを切除する。

20151015_16345620151015_163506

手術終了間際に看護師に調整してもらったPRP(多血小板血漿)ゲルを創内に

挿入して最終縫合し、この後キャスティング処置をして手術終了となる。

 通常、2週間後にピンを抜去してさらに2-3週間後までキャスティング固定後、

全解除でき、その間に旺盛な化骨増生が見られ再骨折がないことを経験する

治療法である。最小侵襲手術とPRPの恩恵による。

« 口腔内腫瘍の治療 | トップページ | 口の腫瘍 フクちゃんの場合 »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 口腔内腫瘍の治療 | トップページ | 口の腫瘍 フクちゃんの場合 »