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2014年11月28日 (金)

肛門周囲の腫瘍

 避妊・去勢手術をしていなかったがために発生した腫瘍等の手術を週に何回か

していることかと思う。

 今回は14歳の犬の肛門周囲腺癌とおぼしき腫瘍切除。

巨大で周囲への固着と血管進入が予想されるため難航しそうな気配を感じる。

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 レーザーと電メスでスイスイ、、、とは行かず、やはり一番巨大な腫瘤が周囲

固着し血管増生が強く止血に手間取る。 想定の範囲内ではあるが、、たいへん。

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 慎重に剥離・止血を進めてようやく摘出。

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 下方の小さい腫瘤も摘出・レーザーにて蒸散して、最後にお約束のPRPを注入

することによって感染防止・癒合促進が得られる。

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 同様の手術を何度繰り返しても、若い時に不妊手術をしてくれていれば、動物が

んなに苦しまなくてもよいのに、という思いになる。

 まだまだ自分たちの啓もうに対する力不足を感じる。

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