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2014年9月18日 (木)

のどの腫瘍

 3週間前から声が嗄れるという主訴の10歳のチワワがここにきて急に呼吸困難

となって来院した。

 経過・現症からこのままおいておくと一両日中にどうにかなることを飼い主さんに

理解してもらい緊急手術を実施した。

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 軟口蓋が原発だろうか、平板状の腫瘍が見えるがその奥の気道は目視困難で

ただちに気管切開を実施した。

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 よくまあこれで呼吸ができていたものだと驚くくらいの大きな塊を形成する腫瘍が

気道奥まであったものをかろうじて全摘出できた。

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 ようやく喉頭蓋も見えて、普通に挿管可能となったが、のちの局所再発に備えて

永久気管瘻を設置して手術を終了した。

今後は高濃度ビタミンC点滴療法とフィロコキシブ内服で再発防止の予定である。

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 摘出腫瘍からスタンプ標本を作製すると、核小体明瞭で強く塩基性に染まる

細胞質の大型細胞が確認された。

 病理の吉川先生から「無色素性悪性黒色腫」との病理組織診断が返ってきた。

さてと、この後の治療が重要になってくる。

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