軟口蓋過長症とエプーリス
7歳のボストンテリアが呼吸様式の悪化のため喉の手術をすることになった。
吸気時、意識下では喘鳴音をさせながらも努力性に吸気可能であるが、
睡眠時のひどいいびきと麻酔下での自然吸気が不可能で胸郭は拡がっているの
に軟口蓋が弁になって空気は入らず無効吸気ともいうべき呼吸様式となっていた
軟口蓋が大きく太い。
最近の症例ではベストに輝きそうな大きく腫れあがった軟口蓋であった。
炭酸ガスレーザーと電気メスのコンビネーションで無血手術を実施することがで
きる。 手術後に大きく拡張した気道によってこの後ラクに呼吸ができることだろう
左上顎犬歯を取り囲むようにエプーリスが増生していた。
骨化性エプーリスなのだろう、骨とほぼ同様の硬組織が中心にあってボーンドリル
なども必要とする、けっこうたいへんな切除作業となった。
沖縄はまったりと旧盆に入った。
なか日の本日19時からは新都心 天久小学校 地域連携室で練習があって、
今日はどんなメンバーとどんなけいこができるか朝から楽しみである。
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