ヒヤヒヤものの骨折治癒
7月半ばに骨折治療でギプスを巻いたまま、指示に従っていただけずにその後
の来院もなく、昨日じつに44日ぶりに来院して、ギプスを外してほしいという。
7か月令のトイプードルで、当初キャスティングで整復位が維持できるか確認の
意味の大きい処置をする。
初期の整復・固定としては概ね良好であるが、本来ならばこのあと確認・微調整
を数回していくことになるのだが、飼い主さんの都合でこのまま放置される。
そして、44日後の本日、、、、、。
ギプスが付いたままで普通に小走りで診察室に入ってくるメープルちゃん。
除去すると毛刈りしていた肢にしっかりと毛が生えていて、化骨ができている個所
が盛り上がっているために圧迫性の皮膚炎が生じているだけで、他は無傷。
レントゲン上でも十分な化骨が増生して力を加えてもまったく動揺がなく癒合して
いた。
結果オーライだが、ヒヤヒヤ・ハラハラさせられる飼い主さんはけっこう多い。
台風15号による暴風雨のため、練習はお休みとなった。
先週の風邪による体調不良で減少した体重は台風休みで一気に回復してしまう
ところが怖い。
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