柴犬の股関節脱臼
コハクちゃん4歳が2階から転落したのち脱走、愛護センターで飼い主さんと
涙の再会を果たし、喜び合うのもつかの間、足がおかしいことに気がつき病院へ
連れて来られた。
左股関節が脱臼していた。
4日経過後の整復であったが、それなりに入れにくく、整復後に何度も股関節の
他動運動を加えて寛骨臼内の贅生物の追いだしと周囲筋肉・靭帯の安定化を
図った後エーマースリングにて再脱臼防止の工夫を加える。
整復位で固定され、これで痛みは速やかに軽減される。
ケージレストで安静維持しているうちに関節包や関節周囲の靭帯等が修復するの
を待つ。
4年間、転落したベランダで放し飼いということでフィラリア寄生を検査したところ
強陽性と出る。
足を治した後は成虫駆除療法にかからなければならないことを飼い主さんに理解
していただく。
昨日の病院定休日はワケアッテ早朝からスポーツ三昧の一日となり、遅い時間
に道場に行くころにはすでにそれまでの筋肉痛が始まろうとしていた。
半跳び足刀蹴りという技を伝授していただき、反復しているときにお尻以下の
筋肉は悲鳴をあげ、息も絶え絶えになってきたが、「この辺で休ませてください」
というのも子どもみたいで気が引けて、などしてもがいているうちにようやく休めの
合図に救われた! ノビタオヤジ一丁上がりの一歩手前であった。
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