光線温熱化学療法 その後
コウメちゃんの乳がんが縮小してきた。
腫瘍内にインドシアニングリーンという色素剤と抗ガン剤を注入して近赤外線を
照射することによって腫瘍細胞をアポトーシスに陥らせる方法をこれまで1週間間
隔で2回実施した。
治療をしている乳腺では、局所温度が下がり明らかに血行が途絶えているのが
わかる。
また、特筆すべきは触っていない他の乳腺で縮小効果が出ていることである。
写真ではわかりにくいが触診してみると容積が減少して力なくしぼんでいるのが
よくわかる。
温熱療法ではよく経験することで、ヒトでも腫瘍局所に温熱療法実施後に肺転
移巣等の縮小効果を見ることが教科書でも紹介されている。
全身の免疫力を落としていないからできることで、温熱他の刺激によってがんペ
プチド抗原が樹状細胞に取り込まれ、リンパ球に伝達、がん細胞に対して免疫
作用が生じて縮小している。
最初のころ出なかった気合いの声が日増しに大きくなり、前でけいこしている
子どもが振り返ってオジサンの顔を見ている。
大きい声を出すのがだんだん快感になっている自分がコワイくらい。
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