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2012年4月30日 (月)

免疫介在性赤血球形態異常

 トットちゃん8才がオゾン療法のために来院した。

4か月前の初診時、さらにさかのぼること3か月前からの体調不良で、原因不明と

されて転院してきた経緯がある。

 40℃まで発熱した時もあるとのことで、こちらでもその後9℃後半の発熱を観察

時があった。

Ht30%台と軽度の貧血があるので精査すると、なんと赤血球形態異常があっ

た。

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 全体に低色素で球状があったり、大型の他胞性に見える細胞があったりの形態

異常がある。IMHAの亜形なのかもしれない。

 インターフェロン療法など実施するもいまひとつ効果が表れないためにオゾン療

法の提案をしてみた。

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大量自家血オゾン療法、といっても、体重が軽いので1回5mlスタートで、2回目

6mlとわずかの量であるが、これを試みる。

 2週間間隔、2回の治療だけでHtが41%に増加した。

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 1か月後には低色素が改善されて、形態もよくなってきた。

 なにより犬が病気になる前と同じパフォーマンスになっている、と喜んでくれる飼

主さんの評価がうれしい。

Imgp1384

 錬心館道場はゴールデンウィ―クはカレンダ―どおりにお休み。

体がなまり気分がすっきりしないで困る。

 練習時にはランナーズハイのようにβ―エンドルフィンなど内因性オピオイド

出ているのかもしれない。

 

 

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