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2011年2月22日 (火)

リンパ腫への温熱免疫療法 2例目

 昨日、元気食欲不振で来院したマルチーズのミクちゃん15歳がリンパ腫である

ことがわかった。腹部エコー検査で脾腫と子宮蓄膿症の合併も確認された。

 ただちに体表リンパ節にインターフェロンを分注して低用量プレドニゾロンを併

用したところ元気食欲が回復した。

 本日、飼い主さんに温熱療法による免疫増強作用について解説すると理解が

得られ、実施することになった。

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 INDIBA  CRet System による深部加温療法を受けるミクちゃん。

気持ちがいいようで、ずっとおとなしく施術させてくれている。

Imgp3188 Imgp3190

Resistive モードで15分。

直腸温37.5℃と病気の影響か低体温だったが、施術後39.0℃と上昇。

 

 マイルドハイパーサーミア効果によって生じた活性酸素ががん細胞に細胞死を

生じさせたり、ヒートショックプロテインが放出されることによりがん細胞からの

抗原提示が増加することと、また微弱電流による殺がん細胞効果が望めるなど、

さまざまな機序によりがん細胞に対する効果が証明されている。

Img

( 株 診断と治療社  2008.9.10 発行 ) 

 ヒトの医療では温熱療法が標準治療である放射線や抗がん剤を増感させる作

用を利用して、組み合わせで用いることにより従来法の副作用軽減を図りながら

QOLを維持・向上できる新しい治療方法として注目されているようだ。

 

 今後、免疫細胞治療との併用による効果をみていきたいものだ。

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