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2011年1月 9日 (日)

胸部食道内異物

 体重1.8kgしかないチワワ成犬のキューちゃんが、昨夜からの呼吸困難と

泡沫を吐いている、ということで朝一番にかけこんできた。

 なにか喉につかえるもので思い当たるものはありますか、との問診に犬用ガム

を噛んでいたのでそれかもしれない、という返事を得た。

 点滴など救急処置を備えながら麻酔下におきレントゲン検査で確認してみると、

Imgp2816_2

 心臓の直上から後方にかけて、異物らしき陰影が見える。

 次に内視鏡で確認してみると同部位にすっぽり食道内腔を占拠するガムらしき

異物が見え、把持・回収してくると、

Imgp2814_2

 ガムの一端の結び目がほどけたものだろうか、かなり大きいものが出てきた。

                          -

 犬用ガムは牛革を原料に加工したもので、非常に硬く、このような閉塞事故や

消化不良による胃腸炎で診察する経験の多い食物である。 

 また脱色過程で使用する薬品や牛皮そのものの蛋白抗原感作など、食物有害

応による膚炎を起こすこともあるために、以前から飼い主さんに注意を促して

いる食品である。

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