« 膿胸 | トップページ | 異物大量誤飲 »

2010年11月29日 (月)

子宮蓄膿症

 

 ここ数週間調子が悪く、下り物が出てくるようになって来院したチキちゃんは、

飼い主さんが正確に数えて17歳になるという避妊手術をしていない雌犬である。

体格的には15kg相当だけれど、10kgに減少している。

Imgp2501

 エコーで確認したとおり、子宮内に液体貯溜している。これだけやせているのに

卵巣周囲の間膜には脂肪沈着高度で、手術を困難にさせる。

Imgp2504

 子宮頚漿膜面に蓄膿症とは別になにか増生物がある。病理のヨシカワ先生に

診ていただこう。

 

 手術をさせるかずいぶん迷っていた飼い主さんであったが、結果については

動物と飼い主さんにとって利益の多いものになったと思われる。

« 膿胸 | トップページ | 異物大量誤飲 »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 膿胸 | トップページ | 異物大量誤飲 »

2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ