« 乳腺腫瘍 | トップページ | ハムスターの寄生虫 »

2010年10月 1日 (金)

フィラリア症

 5歳の中型犬が数日前より元気食欲がなくなって昨日から通院している。

 

 老夫婦が大切に飼っているようすがよく伝わってくるのだけれど、病院に行く習

慣がなかったようで、毎年の狂犬病予防注射の時だけ近くの会場で接種を受けて

いた様子である。

 昨日同様、呼吸速迫して心拍数増数、心音も雑音が聴取される。

 フィラリア成虫抗原は強陽性でオシッコが黄色いということから本日心エコーで観

察すると、

Image23_2

 左側心尖部四腔断面で本来左より小さいはずの右心房右心室が著明に拡大し

ている。スパゲッティを切ったようなフィラリア虫体の断片が右心房と心室に見えて

いるがそんなに多くないようで、全虫体のほとんどは肺動脈内に散らばって存在し

ているようである。

 今後の経過次第であるが、イミトサイドによる駆除まで持っていけるかどうか、

注意深く見守る必要のある難しい症例である。

 毎月1回の投薬で確実に予防できる病気なので、犬を飼い始めたら必ず動物病

院で相談してほしいと、切に願うものである。

« 乳腺腫瘍 | トップページ | ハムスターの寄生虫 »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 乳腺腫瘍 | トップページ | ハムスターの寄生虫 »

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
フォト
無料ブログはココログ