尾の腫瘍 その後
7月16日に紹介した尻尾の腫瘍の子が後治療のために来院した。
腫瘍摘出してのちにPRPゲルを被覆してサイトカインを作用させたものである。
摘出後は尾骨まで見えている状態であったが、
術後20日目の再診時にはシッポをブンブン振って診察室に入ってきた。
なんとここまで肉芽床も整い上皮化も進んできた。ここまではフィルムラッピングと
吸収剤の組み合わせのいわゆる閉鎖療法で数回洗浄とラップ剤交換をしてきた
だけで特別な薬剤の使用などはしていないので自然治癒力を最大限お手伝いし
ただけということになる。
化膿性炎症を伴った良性腫瘍ということでひと安心である。
それにしても暑い夏である。
ヘルメットで蒸され、圧縮されたわたし自身の毛包上皮がとても心配になる。
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