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2010年6月27日 (日)

手首の痛いダックス

4歳のミニチュアダックスが1カ月来、右前肢の痛みでビッコをひいて困っている。

本日、同時にスケーリングの予定もたてながら麻酔下で検査をしてみると、

Imgp0027

手首の周囲、軟部組織が腫れているのがわかる。

関節腔も不鮮明で、手根の骨1個ずつも不鮮明である。

なにより、前腕と中手骨のなす角度が強いくの字になっている。

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対側の手首では、角度はやはり急ではあるが、関節腔、手根一つずつの骨が

明瞭で、軟部組織の腫れがない。

 軟骨異栄養性犬種の宿命ともいうべき前腕骨の成長不全によって手根の角度

不整となり、長期の負荷によってある時一気に破たんが生じて強い疼痛を示す

ようになったものと考えられる。

 次回、濃縮血小板の手根関節腔内注射を実施予定であるが、もしそれが奏功し

ない場合には前腕の角度補正のための大きな手術まで想定しなければならない。

 予防注射をするとひどいアレルギーが起き、生活の質をガクンと低下させるハン

センⅠ型椎間板ヘルニアにはかかりやすく、このように手足も痛むことの多いミニ

チュア・ダックスフントが家庭犬での人気犬種のうちは、われわれの悩みも尽き

とはない。

Imgp0056

沖縄のお茶畑で小休止。京都の嵐山ではなく、沖縄の嵐山で。

 

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