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2010年6月 8日 (火)

手根関節挫傷のネコ

 

 私自身が風邪をひいてしまって最悪の久米島出張診療となった昨日、1ヶ月前

からビッコをひいているネコが来院した。見ると左前肢手首が開放している。

 縫合と関節の精査のためにお預かりして昼に処置をすることとなった。

Imgp0702

表面の傷がこの程度ではビッコはひかないので、必ず関節になにか問題があろう

と他動させてみると、メキメキ、ギシギシと関節がこすれあう感触がある。

靭帯と関節膜が損傷して関節液が滲出するためにいつまでも開放創が治らないと

判断される。

Imgp0698

遠心機内の右が本人(ネコ)から採った血液10ml。左はバランサーの水。

Imgp0705

右の上澄みがPRGFとなり、これに塩化カルシウムを規定量加えてシリンジに取

り、関節腔内に注入し、皮膚損傷部位にも注入してのちに縫合する。

PRGFが痛んだ靭帯・関節膜などを修復して治癒を促進してくれることだろう、など

と考えながら、風邪をひいている術者のマスク内は鼻水でグショグショとなりつつ

作業終了となった。

Imgp0711

月に2回しか来れない離島診療だけれど、できるだけ本島内と同じような診療を

してあげたいとねがう気持ちが赤字経営をさらに深刻なものにするのだな、

と鼻水を拭きながら考えるわたしであった。

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