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2010年5月 8日 (土)

角膜の再生医療

 最近送られてきた再生医療の雑誌に角膜の再生医療についての記事があり、

すでに臨床応用されている。

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熱傷や化学外傷などで、角膜輪の幹細胞が損傷を受けて上皮再生が困難のため

透明性が保てずに失明にいたることがある。

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片眼の幹細胞が生きている時には、ここから培養のもととなる細胞を取る。

もし両眼とも同様の病態の時は口腔粘膜より幹細胞を取って培養する。

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温度応答性培養皿 (東京女子医大 岡野光夫教授らが開発) というのがミソ

で、酵素で分離するとバラバラになる細胞シートが、温度を下げることにより培地

から分離してシート状のまま取り出せるというすぐれもの。

Img_0014_3

 (東北大学大学院医学研究科 眼科・視覚科学分野  林 竜平  西田幸二)

これまで、角膜移植のみに頼り、拒絶反応の不安が残されたままに手術を受けて

いた患者さんたちが、自身の幹細胞で治癒するという画期的な時代がやってき

た。

色素性角膜炎や乾性角結膜炎で透明性を失った角膜などに応用可能となるであ

ろう。

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