ネコの去勢手術
このブログを書き出したのが、H21.7.27 なのでほぼ半年が過ぎようとし
ている。
早いもので本日書いているもので100本目となるようだ。
記念すべき100本目には昼に行ったネコの去勢手術を書いてみよう。
もう6-7年前からレーザーによる手術をおこなっていて、炭酸ガスレーザー器
械も4台目を先日購入するほどにレーザーが手放せなくなっている。
毛を刈ったあとのタマタマである。なにか神々しい物体にみえる?
皮膚切開に伴う出血は皆無といえる。
炭酸ガスレーザーは水分に吸収されるので、生食ガーゼを下敷きにすると余計
な部分の組織損傷が防げる。精管と動静脈を分けて、カン圧しているところ。
精管をレーザーの「凝固」作用によって、沿って走る血管もろとも凝固させて切断
したところ。やはり出血がない。
動静脈も凝固して切断し精巣上体尾間膜で切除。もう片側も中隔越しに同様
に手術して終了。
まったく縫合糸を使用しないですむので、縫合糸反応性の肉芽腫などの心配
無用となる。
創が小さいので皮膚も縫合不要で飼い主さん、ネコちゃんともに再来院の必
要なく、ストレスに敏感なネコちゃんには喜ばれている、ハズだろう。
« 久米島出張診療 H22.2.8 | トップページ | イタリアングレーハウンドの骨折・その後 »
「ペット」カテゴリの記事
- 股関節脱臼 ローズちゃんの場合(2019.01.17)
- 膀胱結石 ジョシ―ちゃんの場合(2018.12.15)
- 縫い針を飲み込んだパティちゃん(2018.11.29)
- フィラリア吊りだし手術 モーギーちゃんの場合(2018.11.09)
- 口腔内悪性黒色腫 イブちゃんの場合(2018.10.23)
コメント