久米島出張診療 H22.2.8
離島出張だというのに朝から悪天候であった。
自宅マンションのエレベーターホールまで雨風が侵入して、昨夜の暴風雨の
様子を物語っていた。
しかし、久米島に着くころには晴れ間も見え出して、劇的に天候は回復してい
くようだ。
午前中に心臓の悪いキャバリアが息もたえだえになって診察にやってきた。
昨年の狂犬病集合注射の時に獣医さんが特別に聴診器をあててくれた、という
から、なにやらそれ以前から病気は始まっていたように感じる。
島に多いフィラリアは陰性だが、腹水が溜まるまでにキャバリア特有の心不全
が進行している。もう少し早く来てもらっていれば、といつものため息が出るが、
この子にあった処方を考えて、投薬開始する。
絶対安静を指示すると、飼い主さんはキョトンとしていた。かわいそうだけど、
今年の狂犬病集合注射まで命が持たないかもしれないのだ、と説明するとよう
やく事態が飲み込めたようである。
昼にネコちゃんの避妊手術をひとつやって、楽天キャンプの「取材」に行く。
すっかり晴れ上がった空に選手名が書かれたのぼりがまぶしく揺れていた。
天候不良で思うように練習できなかったと聞いていたが、この日は気持ちよく
フリーバッティングで快音をはずませていて、見ているこちらも気分爽快となる。
球場の外はこんなに田舎の風景。 牧草地とサトウキビ畑という、いい環境だ。
目当てのマー君、岩隈投手を見に行ったが、タイミングが合わなかったようだ
しかし、選手のいないブルペンはなにか神聖な空気に満ちていて手を合わせた
いような厳かな気分になった。
サクモトさんの植えたブーゲンビリアはすごい勢いで花を付けていて、目を楽
しませてくれる。楽天の選手も見てくれていることだろう。
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