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2010年2月 1日 (月)

PRP(多血小板血漿)療法の可能性

 

 昨日、 ニューロトロフィン という神経成長・栄養因子について調べるために

教科書を読んでいて、あることを発見し、ひとり静かに感動していた。

 (たまには勉強するものだ。)

  

 この前友人の獣医師となにげに話していたのだが、PRPを脊髄内に注入するこ

とは大いに可能性あり、と、ふだん考えているアイデアを披露していたら、

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     (ギャノング生理学 原書22版 岡田泰伸ら訳  2006 丸善) 

 なんと、血小板に含まれる7つのサイトカインのうちの4つがニューロンの維持・

成長を促す。 残りの3つのうちの血管内皮成長因子(VEGF)については補助

に病変部位での血行促進効果として当然その機能を果たすと予想してよいだろう

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          (CAP誌  No.213  2007 岸上義弘先生)

 

 関節腔内にも適用とその方法を考えていたが、脊髄損傷のくも膜下腔内投与

についても早期に確認してみたい。

 

 ただし、脳・脊髄内は末梢神経と違って中枢神経特有の再生しにくい環境が

あって、治癒阻害因子や反応性アストロサイトの特性や移殖・投与時期、などなど

注意すべき課題が多い特殊な世界である。

  

 しかし、もし細胞培養などの特殊技術が不要なPRP投与で効果が出るなら、

動物・飼い主・獣医師にとっての福音となる。

 

 単独で弱いなら阻害因子の抑制物質 (多くはタンパク) あるいは繊維性瘢痕

を形成するプロテオグリカンを破壊する酵素など、との組み合わせなども考えられ

る。

 

 Pud Med でじっくり文献探しと平行しながら試験していこう。

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