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2010年2月 3日 (水)

ネコの肛門腺自潰創へのPRP適用

 

 イヌでは多い肛門腺の自潰創だが、昨日ネコのそれがあって、創が深く大きか

ったために PRP (多血小板血漿) ゲル挿入併用で治療したらしい。

 

 「らしい」 と、ひとごとのようなのは、わたしは昨日ホサナAHの診察日だった

ために、ありがたいことにスズキDrとトキエDrのふたりが作業してくれたので。

 

 肛門腺で作られる分泌物は導管を伝って、肛門のすぐ近くに開口するのだが、

内部で炎症が起き、同時に導管が腫れて詰まると皮膚を突き破って自潰する。

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 周囲まで腫脹がひどいので、すこし時間が経っているのかな、と感じる。

先にPRP用に10ml採血して、遠心分離をかけておく。 1800rpmで8分間。

 この間に創内と導管を充分生理食塩水で洗浄、デブライドメントして、

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 すでに院内でのルーティンの作業になっているので看護士さんたちが手際よく

ゲルを作ってくれる。

 術者は動物の方に集中していればよいので助かる。

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 ガラスシャーレ内で固まったゲルをガーゼ上で余分な水分を吸収させて、

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 創内に挿入して、最後の一糸をかけて終了。

 

 消毒剤で消毒しないことと PRP の効果なのか、後の痒み痛みが少ないよう

で、傷を自損する確率が少なく、なにより治癒が早いのがいい。

 

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