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2010年1月24日 (日)

沖縄県動物臨床医学研究所の設立

 

 これまで、大学の獣医学部や獣医臨床研究所のなかった沖縄に、動物臨床医

研究所が設立された。これは県民にとってビッグニュースとなる。

 

 これまで、大阪府で長らく臨床活動をされて、同時に京都大学再生医科学研究

所で研究を続けてこられた、岸上義弘先生が立ち上げられた施設だ。

 

 研究所では今後、再生医科学の基礎研究や、幹細胞移殖治療などの臨床応用

も実施される予定である。

 

 これにより、県内の動物医療の格段のレベルアップが図られるとともにこれまで

従来の方法では救えなかった動物の命が救えるチャンスが増えるという、飼い主

さんにとっても願ってもない朗報と言える。

  

 一方で、研究所で働く先生の姿を目の当たりにできる動物看護士学校の学生

にとっても、なによりの教材となろう。そして例えば細胞培養技術員など、今後の

就職枠や活躍の場拡大にもつながるのでは、と想像が膨らむばかりである。

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  (平成22年1月21日発行 琉球新報 朝刊より)

 

 再生医療技術によって、脊髄損傷のゴンタちゃんが歩けるようになり、がん患者

のQOLが高まり、PRP(多血小板血漿)法で骨折や軟部組織の治癒に大きな恩

恵が与えられているのを、日々経験するようになった。

 

 医学領域では、人工臓器や移植医療の限界にブレイクスルーを与える医療とし

て期待され、多くの基礎研究とすでにさまざまな臨床応用がなされている。

 

 肝硬変に対する骨髄間質細胞移植(山口大)、 脊髄損傷患者に対する同様治

療(関西医科大)、 脳梗塞患者に対する同様治療(札幌医科大)、などなど

すでに多くの臨床応用がされている現状がある。

 

 がんの免疫細胞治療はもうすでポピュラーなものになりつつあり、多くの医療

施設で可能となっている

 

 倫理面でのハードルの低い、動物医療発の新知見が出てくるのを思い描いて

、ワクワクしているところである。

 

 今後、沖縄県動物臨床医学研究所の活躍におおいに期待したい。

 

 

 

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