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2010年1月 9日 (土)

軟口蓋過長症の犬

 

 フレンチブルの7ヶ月のパンちゃんが本日去勢手術で来院した。

 

 飼い主さんの申告では、ときどき呼吸が苦しそうになるのと、いびきがひどい

ことが心配、ということである。

 

 ノドチンコ(軟口蓋)が長くて太く、それで気道狭窄を起こしていることが多い、と

お話して、病的であればこれも切除しましょう、と同時手術の可能性もありと同意

を得てお預かりとなった。

 

 フレンチブルやブルドッグ、パグではこのような呼吸困難が多く、鼻孔が閉じ気

味で舌根が大きく太く、なおかつこの軟口蓋に問題があって、3重苦・4重苦で呼

吸がゼーゼーして苦しそうな子がいる(短頭種気道症候群)。

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 口を開けてみると気道を塞がんばかりに軟口蓋が大きく腫れていた。

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局所麻酔のスプレーを充分に噴霧した後に切除ラインを鉗圧後、レーザーで切除

していくが、とくに年齢を重ねた個体では中心部で出血があるので電器メスもあら

かじめ準備している。

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 もうほとんど完全切除間近の状態。炭酸ガスレーザーは水に吸収されるので

生食ガーゼを下におくことによって、不要部分をガードできる。

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 すっかり、気道が広くなって、呼吸がラクになることだろう。

このあと引き続き去勢手術をして終了となった。

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