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2010年1月 5日 (火)

股関節脱臼

 

 6歳のポメラニアンのメスのリリーちゃんが、昨日同居犬と遊んでいるうちに

急にキャンと鳴いたかと思うと、後ろ足をあげて着けなくなったという。

痛みで食欲もないという申告であった。

 

 触診すると左足の付け根、大転子という出っ張り部分がガクンと低くなってい

る。同時に足全体のアラインメントがくるっているので、股関節の内方脱臼だろう

お話して、麻酔下で整復を前提にレントゲンを撮ってみた。

100105_002

 

 側方向の写真でも、閉鎖孔近くに骨頭がもぐりこんでいるのがわかった。

 

 飼い主さんに写真で確認していただいた後に整復にかかったが、なかなか簡単

には入らない。足全体を後方に進展させると同時に内転させ、骨頭を整復位へ移

動させると、ゴトンと衝撃があって回旋運動しても抵抗がなくなり、足を伸ばしても

健側と同等の肢勢となった。ようやく整復できたようだ。確認してみると、

100105_008

 

 本来の股関節の形態になった。

 

 整復しにくい脱臼は再脱臼しにくいが、関節周囲が固まるまで同居犬としばらく

遊ばさないように、安静指示して帰宅することとなった。

 

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