乳腺腫瘍の犬
昨年8月に片側乳腺切除をしたミニチュアダックスのモモちゃん、10歳が、反対
側にも乳がんができたために、本日同様の手術をうけることになった。
前回の手術で避妊手術を同時手術したために、今回この手術をすることによっ
て、もうホルモンに関連する病気で手術をする心配はなくなる、ということになる。
しかしいずれにしても若いうちに避妊手術さえしていれば、高齢になってから
このようなわずらわしい手術をする必要はなかったわけだけれど。前にも書いた
のだろうか、ヒトのように更年期前に乳がんや子宮の病気のピークが来るのでは
なく、更年期がない動物では、危険率は年々、右肩あがりで上昇していく。
炭酸ガスレーザーと電器メス併用手術で、出血のほとんどない低侵襲な手術が
可能となる。この子はソケイ輪から脂肪が脱出していたので、押し込んで輪を
縫合する必要があった。
脇の下から外陰部前方までの大きな切開となる。
自傷行為防止のストッキネットを装着して終了となったが、麻酔をかけるついでに
スケーリングまで実施してすっきりきれいな歯になった。
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