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2009年12月 3日 (木)

肛門周囲腺腫症例

 

 9月初めに、12歳になる中型犬が来院した。昨年来お尻にできものがあって、

だんだん大きくなるという主訴であった。やはり、若いときに去勢をしないで、その

まま年齢を重ねた、雄犬である。

 

 肛門周囲に腫瘍が形成されていて、こするために出血もあるようだ。身体検査

をすると、呼吸が速迫して心音もよろしくない。聞き取りで屋外にいる時間が長い

ことがわかり、検査してみるとフィラリア成虫が強陽性との反応が出た。

 

 飼い主さんには、お尻の問題より、この虫がいることで、すでに症状が出てい

て、この数ヶ月に悪化して危険な状態になる可能性をお話して、成虫駆除を先に

進めることとなった。

 

 10月下旬には成虫駆除が無事終了して、呼吸状態は落ち着き、本日肛門周囲

の手術をする運びとなった。同時に去勢手術もする。

 091203_003

 

左側が尾側。12時の位置に大きい腫瘍、6時と9時に初期病巣がある。

091203_004

炭酸ガスレーザーと電器メスの併用で、出血の少ない手術ができるが、この部位

は、特に大きい腫瘍の下辺りからは太く増生した血管が発達しているので要注意

である。

091203_013

周囲をぐるりと切開した。肛門は巾着縫合している。

091203_020

痛々しいが、2週間もすれば、きれいに馴染んで肛門が再形成されるものだ。

091129_008

沖縄はバイクのハイシーズンで、ヤマは待っていてくれるが、なかなか乗りに行け

ないでいる。

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