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2009年12月10日 (木)

ネコの代謝異常症

 

 6歳の超肥満のネコちゃんが、数日前から元気食欲がなくなったとの主訴で来

院した。昨年の2月には4.4キログラムだった体重が、本日やつれているとはい

え、7.4キログラムと、2年弱で3キロも増えていた。

 

脂肪肝ー脂質異常症ー糖尿病の3点セットの代謝異常で命に関わる場合もある。

 

 エコーや血液などの検査をすると、この子も3点セットの異常が認められた。

肝臓は脂肪沈着で白くなり、ふだんなら見えにくい膵臓も大きく腫れて薄暗く見え

ている。血液検査では血糖値400以上、中性脂肪500以上。

 

 急ぎ点滴により、血中の脂肪と糖の濃度を下げると、夕方には食欲が出て、

缶詰をペロリと食べた。

 

 おおまかに言えば、本来、完全肉食であるネコが、トウモロコシが主原料である

市販のドライフード食べ続けて、デンプン過多で膵臓、肝臓がフル回転の末、パ

ンク状態となり、余なエネルギーがすべて脂肪に置き換わって蓄積されている

ものかと考える。

 

 インスリンを使用することなく、食事管理のみで維持できれば、それにこしたこと

はないのだが。

2年弱で横に扁平な身体になってしまった。 091210_005

血糖値・中性脂肪の異常値

091210_012

入院加療もむなしく、容態急変することもある、おそろしい病態である。

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