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2009年11月 8日 (日)

ラブラドール10歳の子宮蓄膿症

 数週前より、元気食欲が低下してきて、本日全廃になったので、来院した

ラブラドール犬、10歳。やはり、いよいよになって来院する犬が多い。

 

 スズキDr.により子宮蓄膿症と診断されて、エコー画像でも最大直径5センチ

程度と身体に合わせてビッグサイズに蓄膿する子宮であった。

 

 この子は1年前にフィラリア成虫駆除を行って、いまは咳もなく健康回復していた

のだけれど。やはり、若いうちに避妊手術をしていなかったがために、ハイリスク

な手術をすることになる。

 

 長患いしているために、低アルブミン血症になっているが、腎不全の値はそうで

もなかった。

 

 午前中に点滴したのち、念のため輸血しながらの手術となった。

091108_001

子宮の壁に小孔を開けて吸引器で膿汁を吸い取る。

091108_008

1リットルも抜けただろうか。

子宮が小さくなり、安全でしかも手術がしやすくなる、はずだったが。

091108_010

 右上の角に吸引の跡がある。

 このあと、卵巣が上がらず、脂肪が過多で、特大カンシでもブレード幅は足りず

アブラで糸と手は滑る。助手を1名増員して、チタンクリップまで動員と、3重苦・

4重苦の手術となった。

腹膜炎も併発していたので、今後の術後管理が重要になる。  

 

 日曜の午後はお休みだったはずの予定が、、、。

わたしの場合、1回逃した休みはもう取り返しが効かないことになっている

 明日は年2回の座間味村出張だ。船が揺れないことを願うばかりだが。

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