手すりから落ちたネコのその後
損傷程度はひどかったのに、初回にキャスティングしてから、飼い主さんの都合
もあって、なんと2週間もそのままの状態であった。
腫れがひどかったので2-3日で腫れが引くと、ギプスのなかがスカスカになっ
て、固定力が低下するので、早いうちに交換が必要な子だったのだけれど。
おそるおそる開けてみると、ギプスに比べて小さくなった肢だが、肘を動かすと
きちんと屈伸できる。肘関節はきちんとはまっている様子だ。ひと安心である。
体幹バンデージでしっかり固めていてよかった。
骨片があった、尺骨近位はまだ骨性腫脹により大きくなっているが、他動による
軋轢感はなかった。開放骨折であったが、まったく感染の徴候がなくてよかった。
すこし骨片がバラけて映っているが、PRPを適用したので、しっかりと化骨がで
きてくるだろう。
すこし骨片のズレがあるが、充分許容範囲である。
再び、キャスティングして
おちついた様子だ。
ドライフードのデンプン過多による肥満でからだがブヨブヨで2階から落下しても
自分の身体が支えきれなかったようだ。
昨日の定休日、午後に時間が取れて、前後のサスペンションを軟らかくした
バイクで山に入ってみた。
バイクが変わったみたいにどんどん中に入って行けるし、ライディングがうまくな
ったのかと錯覚するくらいに乗りやすくなった。
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