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2009年11月 7日 (土)

古くて新しいキャスティングの可能性

 キャスティングは本来ならば、肘から下と膝から下の骨・関節に適用されること

が多い。これは骨・関節周囲の筋肉量が少なくて、、治療期間中に外固定によ

損傷部位の安定化が図れるからである。

 

 幼若動物では治癒期間の短縮が望めるため、例えば大腿骨遠位端の骨折など

もキャスティングが可能である。

Imgp0984

 

 この骨折もよく経験する骨折である。

大腿骨遠位で骨折して、近位骨折端は皮膚を突き破ろうとするほど前方へ変位

する。まれにしっかり突き破る開放例もある。

Imgp0988

 

用(徒)手整復後にキャスティングしたところ。 (写真の一部に白い汚れがあり)

膝蓋骨前面上方に矯正的なモールディングをかけた凹みがわかる。

直線的なギプス形態になるためにズレ落ちない工夫を2重3重ですることになる。

Imgp0989

 

 股から大転子近くまでのキャスティングとなる。

最低10日くらい維持できれば、すくなくとも骨折端が再度離開することはない。

 開創することなく、金属を入れることなく、治癒にいたるので、動物にやさしい

治療といえるだろう。

091102_003  

 不思議な実を付けるゴールデンシャワーの木。  久米島で。 

ゆいれーる県庁前駅下の川沿いでも風に揺れている。

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