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2009年10月31日 (土)

ドタバタな一日

 昨日、30日は、なんだか充実しながらも、ぐったりと疲れた一日であった。

 

 朝の清掃中に携帯がなったので、久米島の方であろうかと電話を取ると、犬が

釣り針を飲んでしまった、との内容であった。すでにしっかり糸を引っ張ってしまっ

ていて、その糸も飲み込んで見えないという。

 

 離島なので、飼い主さんの都合任せになる。こちらの仕事の計画が立てにくくな

りそうな予感がするが、飼い主さんはあわてていることだろう。

 

 お昼まで、皮下補液投与の多い、時間を要する診療が続いた。

 昼前に本日手術予定のコネコの麻酔を開始する。カリシウイルス感染の後遺症

しての瞼球癒着といって、結膜と強膜(白目)と眼瞼が癒着して眼球が小さく見

える症で、眼科鋏とレーザーを使用しての顕微鏡下手術であった。

 

 すると、この子の麻酔導入時にホサナAHのタケバヤシDr.から電話があった。

シェパードの胃拡張ー胃捻転症候群でチュービングして抜気したが、引き続き開

腹して、胃固定術をしたいので応援頼むとのことである。

 

 コネコの眼の瞬膜の処理に手間取ったが、無事終了して、ホサナへ急ぐ。

 

 犬はすでに準備が整っていたが、なぜか、飼い主さんが手術室のドア前に陣取

っている。ふだんは待合室でお待ちいただくことになっております、ご心配なきよう

にと鄭重にお話しして、看護士さんに案内をおねがいした。

 

 さて、開腹してみると経過が早かったのか、胃壁に痛んでい部分はなく、その

ま胃固定して閉腹した。

 

 再び、高速に乗って田中VHに戻ると、釣り針誤飲のマルチーズが、できれば

本日中に島に帰りたい、という飼い主さんとともに待っていた。

 

 急ぎ麻酔導入して、挿管しようとすると、なんと糸の端がすこしチラチラと見え隠

れしている。挿管をして、糸をわずかに引っ張ってみると軟口蓋の奥の咽頭粘膜

にグサリと針が食い込んでいることがわかった。

 

 局麻のスプレーを吹き付けて、間を取ってから、カンシ3本を使用して、返しの部

分を切っ先方向に進めることで、除去できた。3連針であった、ということなので、

他の2本がないことをレントゲンで確認してから、その後飛行機の時間に間に合っ

て、無事日帰り帰宅できたようだ。

 

 今日のように短時間で外科手術を数こなさなければならない日がある。

 

 多くのスタッフが周りを固めてくれることと、飼い主さんの篤い思いが成功への

動力になる、と手術室にまで入らんとするばかりの飼い主さんの勢いから、強く

そのように感じる一日であった。

091031_001

わたしの腕をガブッと思いっきり咬む事が、最大の愛情表現だと信じて疑わない

7才のピーちゃん 雄

091028_022

以前、大潮の干潮時には向こう岸までバイクで渡れた海岸の、満潮時の様子。

次の乗り物はカヌーかな。

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