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2009年10月 2日 (金)

もとどおりに走れるミーちゃん

 交通事故で両後肢に重度の損傷を受けた2歳のネコのミーちゃんの紹介

 

 左は下腿骨斜骨折で開放を伴う複雑骨折。

 右は中足骨が4本とも骨折して皮一枚残してブラブラの状態であった。

 

 誰もが断脚もやむなし、と思っていたが、飼い主さんの強い希望が、スタッフの

きらめかけた気持ちから足を残してあげたい! という決意へと変えさせた。

 

 微温湯による洗浄とデブリドマンそして閉鎖湿潤療法とPRPを両後肢の損傷部

位に適用してみたところその後劇的な治癒経過をとった。

 

 左後肢は滲出が治まってのちにキャスティング(ギプスによる外固定)にて治

癒。

 

 そして誰もが断脚を予想していた右後肢だが、どんどん肉芽が増生して折れて

た骨を覆い、上皮化までしてきたのだ。

 

 いま現在、事故から2年経過するが、自由に家の内・外を走りまわっている。

最後に撮った写真がどこかに紛れ込んでアップできないが、そのうち来院された

おりにでも撮影して補筆・報告したい。

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見るも無残な損傷程度 洗浄・デブリドマン・PRP・閉鎖湿潤療法開始

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5日目でここまで改善 骨はこの先どうなるのかなあ。 癒合し易いよう辺縁の整

などするが。

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受傷14日目 骨が見えないくらいまで肉芽増生した。

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受傷後21日目 肉芽増生がさらに進み、上皮化も同時に進行、肉芽がほどよく

収縮し出したのかアラインメント(肢の軸)が整ってきた。

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1年後に診てみると骨は癒合不全であるが、線維組織が橋渡ししているのであろ

う、肢の着地・負重はまったく普通であった。

 飼い主さんの愛情と、2歳という若い年齢そしてFIV/FeLVともに陰性であった

ことが有利に働いたと思われる。

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病院前のかりゆし公園に咲く にちにち草

植物もサイトカインネットワークってあるのかなあ?

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