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2009年10月29日 (木)

ペットの高齢化

 ペットが長生きして、動物医療現場ではある種の混乱があるようだ。

 

 老齢のペットの身体管理と同時に、老齢動物を飼育する飼い主さんのココロの

安定化と快適化が動物医療者に求められている。

 

 ほぼ毎日のように、老齢のペットに麻酔をかけての処置・手術を実施している

が、綱渡り的な心細さを感じることがある。これはどの獣医さんも同様であろう。

 

 老齢であること、と、基礎疾患を持っていることは、別に考えなければならないし

なおかつ、同時に二つが起こっている動物に対して、麻酔下での侵襲ある手術を

実施しなければ救えない命、を目の当たりにすることもある。

 

 例えば老齢の動物に、歯科治療であるスケーリングと歯周病治療を求められた

場合に、どう対応できるのか。

 

 老齢を理由に、麻酔をかけない。これも決して、まちがいではない。

しかし3年後に、「先生、さらにひどくなっているよ、あの時やっておいてもらうんだ

ったかなあ」と、さらに3歳年齢を重ねてもそこそこ元気な動物を前にして、こう言

われる場面も想像できるだろう。

 

 基礎疾患のないことを検査等で確認してから、麻酔下での処置・手術をするよう

にしているが、これも若い動物に比べて老齢ゆえに、不確定要素が残るのは否

めない。また、その時の処置・手術が成功するだけではなく、その後の生活をより

健康に送らせてあげることが求められているためにも、全身の検査が重要であ

る。

 

 施術者側のアドレナリンは若齢動物の場合に比べて格段多い放出量となる。

 

 ここで、健康は一日でできるものでなく、若いうちからの日々の積み重ね、という

考えに戻ることになる。 

 

 1.避妊・去勢手術を若いうちに済ませておくことで、高齢になってからなりやす

   い、手術の必要な病気にかからないですむこと。

 

 2.残存乳歯をきちんと抜歯しておくことや、幼少からのデンタルケアーで歯石の

   沈着の予防と、免疫力を高めることにより、口腔環境の微生物叢を良好に維

   持こと。

 

 3.毎日体細胞が入れ替わることと、免疫細胞の調整力強化のために、原料で

   ある食生活えること。

 

 4.その他、予防できる病気については予防して、なおかつ定期健診を受ける

   ようにすること。

 

 5.体調不良を言葉で訴えられない特性を理解して、それを年齢のせいにしない

   で、早めに受診すること。

 

 と、このあたりが注意事項か?

 

 と書いていて、自分自身の耳にもいたい言葉である、といま気がついた次第。

 

 昨日は、昼まで用事をして、午後2時半ころから、バイクでヤンバル散策へ出か

てみた。

091028_027

 

 万座毛の南あたりの林のなかで。

 久米島で見た黄色いヒガンバナが咲いているのを発見した。

 モクマオウのハッパがじゅうたんのようになっていて、滑りやすいこと。

 

 

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